兼業主夫の家事事情①～朝編～

家事をして、生きている。

こんにちは。兼業主夫育児ガチ勢のOtoです。育児ノイローゼと闘いながら子供を愛でる毎日。人生いいことばかりじゃないよ？！

まずは食器を片付けろ。話はそれからだ。

目が覚める。朝？いやいや、未明よ。3時。丑三つ時が終わろうとするころ測ったように目が開くのはもはやスキルと言っていい。

家事は3時半からのスピード勝負。巻きを入れれば入れるほど、自由な時間が増える。効率を上げれば上げるほど、一人になれる時間が増える。家事と育児から解放されたければ、すべては生産性を上げよということだ。

家事としてやることはとても多い。なんなら仕事よりも多い。どっさりとたっぷりとある。何から片付ける？やっぱり朝は食器をちゃちゃっと片付けよう。だって朝食で使うもの。

食器をあるべきところに収めたところで、次は洗濯物。冬場はめちゃくちゃ寒く床がキンキンの洗濯機置き場。夏はナメクジがたまに顔を出しているジメジメの洗濯機置き場。

洗濯乾燥機のパッキンに付いた埃をすっかりお掃除用品となったおしりふきで拭き取って、乾燥過程でグリングリンに絡まった洗濯物をずるりと取り出しかごに入れた。

かごを居間に持ち込んで、子供・妻・夫・タオル等に仕分けた。タオルとか畳んだ方が収納しやすいものだけたたんで、あとはぶん投げてお終い。すべては生産性だ笑

どうせそのうち着るんだし、しわを責める人だっていないし、ポイポイぶん投げる。

気分が良くて時間があるならたまには全部きちんと畳んでおいたら、誰かがほめてくれるかも。

洗濯物を処理した後は子供の朝食を。大根とんとんまな板で切っている音で目が覚める…的なファンタジーよ笑

手をかけて準備したものほど食べてくれない育児あるある。これで何度メンタルを潰されたことか。今ではもう何の躊躇もなく手を付けなかった愛情たっぷり手作りご飯を生ごみにして捨てられる。

卵と牛乳腹に入れればもう十分でしょなんて言ったら育児に過大な理想を抱く心優しい保護者同盟からハチの巣にされて竹芝桟橋から海に投げ込まれてしまいそうだが現実はこんなもんよ。

食パンにとろけるチーズを載せたり載せなかったりして、ブロッコリーのひと塊りを500w1分20秒レンチン。ミニトマトを半分に切って３個〜４個。あとはレンジであっためた牛乳を蓋つきマグにストロー挿して渡すだけ。準備は５分。

栄養は偉大なる保育園様が何とかしてくれる。ありがとう保育園。ありがとう保育士さんたち。本当にありがとう。あなた方がいなければ、わたしはとっくになにがしかの措置が必要な人間になっていたと思います。

とささやかな解放感に包まれようとしていたその瞬間、ふぇっ… あれ？SLマン（寝る前に抱いていたぬいぐるみ）いないねぇ？Oto~Oto~どこ～ねぼけたかわいらしい声が寝室とつないである子供監視用カメラアプリ作動中の我がスマホ越しに聴こえてくる。

呼びかける声。絶望。これからようやく少しだけ自分の時間ができると思っていたのにっ…！貴様なぜこんな絶望が最も深くなるようなタイミングで起きるのだ…

完。